インナーチャイルドとクリエイティブパワーメソッド

インナーチャイルド ということばは聞いたことがある人は多いでしょう。

直訳すると 内なる子供 ですね。

内なる子供 とは いろいろな見解がありますが、クリエイティブパワーメソッドでは 潜在意識=無意識=深層意識と考えます。

そして その潜在意識の中の成長できない取り残された思考(パート)=インナーチャイルドと呼んでいます。

 

インナーチャイルドを癒すとは・・・

 

成長できない取り残された幼い思考はだれにでも存在しています。

幼い思考とはどのような思考でしょうか?
たとえば、

「自分はだれよりも優先されるべきだ」

というような思考です。

そんな思考はわたしにはない という方でも言い方を変えれば「あるある」と思うかもしれません。

例えば
もっと大事にしてくれるべき
もっと気にかけてくれるべき
もっと認めてくれるべき
もっと理解してくれるべき
もっと愛してくれるべき
もっと あそんでくれるべき
もっとほめてくれるべき
もっと手伝ってくれるべき
もっと話をきいてくれるべき
もっと適切なアドバイスをしてくれるべき
もっとやさしくしてくれるべき
もっとわかるように説明してくれるべき
もっと高い評価されるべき
もっと 買ってくれるべき
もっと連絡してくれるべき

もっと・・・・など。

これらの思考は自分の思い通りにしたいというわがままな幼い思考です。
そしてそれが思い通りにならなかったとき、幼いままの思考は満たされずに傷つきます。勘違いをするのですね。

たとえばこんな勘違いをします。
・わたしは認められていない
・わたしは大事にされていない
・わたしは愛されていない

と思うようになり、

そして次第に
・私だけ愛されなかった
・わたしだけ取り残されてしまった
・わたしだけ認められなかった
・私だけ無視された

のように思い込みを作っていきます。

思い込みを作ってそのことを考えていると(思考していると)、潜在意識は、それを現実化しはじめますので、ますます満たされない状態になっていきます。

その結果、あなたはいつも満たされず、不平・不満・悲しみ・怒り・うらみに支配されてどうにもならないと思えるような現実を創っていってしまいます。

このような状態のときにどんなに潜在意識を活用しようとしてもうまくいきません。

まずは 不平・不満・悲しみ・怒り・うらみを感じる事柄を探して、その思考(パート)の錯覚を取り除く作業をします。

クリエイティブパワーメソッドのワークで錯覚を取り除いていくと、自分は かけがえのない人だということがわかるようになり、愛されていたということも、ほんとうは認められていたことも心のそこからわかります。

傷ついたあなたの心は癒してあげる必要はありますが、不平・不満・悲しみ・怒り・うらみ の感情のしくみがわかれば、「わたしはかわいそう」とか「私はあの人を許してあげよう」とかいう考え方自体が違うということにも気がつくことができます。

 

普通のインナーチャイルド療法は、
自分以外の誰かに原因があるとしたり、
もう終わったことだから許してあげて忘れましょう 
などと人のせいにしたり、逃げたりしますので根本的な解決までは至らない場合が多いのです。

本当のインナーチャイルド療法はすっきりして
問題 自体が消えてしまいます。

さまざまな錯覚を取り除いて、
インナーチャイルドを癒し、成長させてあげましょう。